2016/12/04

オーストラリアだより(その2)

 こんにちは、グロキャリでオーストラリアにいるコミュニケーション学部2年、数馬です。現地でのようす、その2をご報告します(その1はこちらです)。

今回は、オーストラリアへ派遣される前と現地での4ヶ月間半で、何ができるのか、何を得られるのかを私的視点からご紹介します。

 経済学部の学生は、入学時に先行選抜(面接)があり、それに受かれば1年次から2年次の海外派遣に向けたカリキュラムが組まれます。また、1年次の11月頃には全4学部を対象とした二次募集が行われ、それに受かると2年次の前期で集中講義を履修できます。

 集中講義では、基礎英語や日常会話で使える英語の学習、オーストラリアについて詳しく学び、英語でのプレゼンテーション力を高め、派遣に備えるカリキュラムが組まれています。この期間に、海外研修中の個人研究テーマを決定します。

 テーマは各自が自由に決めることができ、オーストラリアの選挙の仕組み、礼儀作法、移民、観光業など、いろいろな表題で研究を進めている最中です。個人研究は帰国後に英語でプレゼンテーションされることになります。

【オーストラリア滞在記】

 キャンパスでの英語の学び

 語学学校に就学するので、ネイティブスピーカーと会う機会は学校内では限られます。しかし学校の先生方や、日本で言うサークル活動に参加すれば、ネイティブスピーカーと話す機会は増えます。

 クラスは日本人が多かったのですが、中国、ドイツ、インドネシア、ロシア、ブラジル、アルメニア、トルコと多様な国の学生と交流を深めることができました。

 授業内では、ローカルのニュースについて討論したり、それぞれが選んだトピックに沿ってプレゼンテーションを行ったり、グループワークでプロモーションをしたりと、いろいろな方面からReading、Listening、Writing、Speakingの4技能にアプローチしました。

 学期末にはクラスで小旅行としてビーチに行ったり、Laser Tagというサバイバルゲームをしに行ったりしました。












 オーストラリアはビーチが魅力!

 シドニーに限らず、オーストラリアの各地で美しいビーチに出会えます。ビーチといえば夏を連想するかと思いますが、冬に眺めるビーチもまた趣があります。

Le-sand Beach
Watsons Bay














 次に、プログラムに所属することを通して何が得られるのか、私の例でお話しします。

 自分が言いたいことをはっきり主張することの大切さを必ずどこかで学びます。日本では他人に尋ねること、聞くことを恥の文化として、空気を読んで行動することを求められることが多いです。しかし、一度外の世界に出てしまえば、その日本独特の文化は通用しません。自分がしたいこと、わからないこと、嫌いなこと、すべてをしっかり言葉で相手に伝えなくては、相手は永遠に私たちを理解してくれません。

 誰かに話しかけられることを待つだけでは、友人を作ることも難しいです。自分から誰かに話しかけ、相手に「自分はあなたに興味がある」という態度を見せないかぎり、良質な関係は得られません。

 プログラムへの所属もそうですが、自分から機会やチャンスを掴みに行かないかぎり自分を取り巻く環境は変わりません。私の拙文がみなさんのきっかけになったのであれば、それもまた私にとってもその人にとっても「機会」だったわけです。

 残された期間、与えられた機会を大切に、有意義に過ごし帰国を果たしたいです。

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