2018/01/23

キャリアデザイン入門:ソニー生命によるライフプランニング授業


コミュニケーション学部の小山健太です。

「キャリアデザイン入門」は学部1年生の履修必修授業です。この授業の目的は、ライフキャリアの視点から、「大学での学び」を「卒業後の仕事人生」につなげていく意識を高める授業です。

124日の授業では、ソニー生命保険株式会社にご協力いただき、『ライフプランニング授業〜30歳の自分を考えよう〜』を実施しました。

ライフプランニング授業の特徴は、家計の収入と支出についてシミュレーションしながら、お金という観点からキャリアを具体的に考えられることです。

今回は4人家族を例にシミュレーションしました。家族構成は、会社員の東経太郎さん(30歳)、専業主婦の東経花子さん(30歳)と、まなぶ君(1歳)、あかりちゃん(0歳)です。

ライフプランのいくつかの項目は、学生の意見で決めていきます。今回の設定は「教育費」は2人の子どもがともに私立大学(文系)に進学、「住まい」は戸建てを購入、「自動車」はファミリータイプを購入、「家族旅行」は毎年の国内旅行ということになりました。

そして……、シミュレーション結果は、なんと生涯で大幅な赤字に!! そこで、さまざまな見直しをしていきます。妻が仕事をしたり、旅行に行く回数を減らすと、収支を大きく改善することができました。

最後に、講師の濱﨑氏から、人生を計画することの重要性と同時に、夢を持ち続けることの大切さについてお話しいただきました。

学生の感想では、「自分の人生でやりたいことと、自分の収入をよく考えて、計画を立てることが重要だと思った。親がどれだけ自分にお金をかけてくれたのかがわかり、ありがたみを感じたし、お金の使い方を見直そうと思った」という声も。

「お金のために働く」ということでは息が詰まります。でも、お金のことを考えずにキャリアをつくれないことも事実です。お金という観点から現実的・客観的に人生を考えることで、有限な資源をもとに自分らしいキャリアをデザインできるようになります。また、学生は今回のシミュレーションを通じて、いま大学で勉強できているのはご両親の多大な努力があってのことだと、自分の置かれている状況について理解を深めていました。

今回のゲスト講義は、お金とキャリアとの関連性を学ぶだけでなく、学生の自立心を向上させ、主体的に自分のキャリアを考える必要性に気づく貴重な機会になりました。


さまざまなライフプランイベントを学生の意見をもとにシミュレーション




ソニー生命保険株式会社の濱﨑祐一氏

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