『コミュニケーション学がわかるブックガイド』で紹介した本のうち2冊が、改訂されています。
影響力の武器[第三版]:なぜ人は動かされるのか
ロバート・B・チャルディーニ
社会行動研究会 訳
誠信書房
2014.7.10刊
誰のためのデザイン? 増補・改訂版:認知科学者のデザイン原論
D. A. ノーマン
岡本 明・安村通晃・伊賀聡一郎・野島久雄 訳
新曜社
2015.4.23刊
野島さんがなくなって、もう4年。
2015/04/25
2015/04/19
口上 2015
一言口上つかまつります。
(先週の教授会終了後、集まった面々で記念撮影)
今年度は学部開設20年(題して、トケコミ二十丸)。
末長くご贔屓お引き立てのほど、隅から隅までずぃ~~~~っと、希い願い上げ奉ります。
阿部弘樹、池宮正才、遠藤 愛、大榎 淳、川井良介、川浦康至、北村 智、北山 聡、駒橋恵子、小山健太、桜井哲夫、佐々木裕一、柴内康文、関沢英彦、中村嗣郎、西垣 通、長谷川倫子、深山直子、松永智子、光岡寿郎、本橋哲也、山田晴通、ピーター・ロス、渡辺 潤
【客員教員】中村理恵子、芳賀 啓 【特任教員】草野清子、吉田 達
(※太字は新任の3名です)
2015/04/13
春の新刊〜 桜井先生と西垣先生
◀3/25 刊
西垣通先生の『ユーザーがつくる知のかたち:集合知の深化』は、角川インターネット講座の第6巻(角川学芸出版)。
ネットは知の器、コミュニケーションの器。
◀3/27 刊
桜井哲夫先生の『廃墟の残響:戦後漫画の原像』が、NTT出版から。
「残響」の最新作は、「あとがき」に登場する井上智徳の「コッペリオン」。
2015/04/11
【学問のミカタ】選挙では現職有利
4月の学部コラボテーマは「選挙」。
今月、12日と26日に統一地方選挙があります。
選挙期間中は、候補者のポスターが張り出され、選挙カーが走り回ります。これらの選挙運動には、実は広告や宣伝と同じ心理学の法則がはたらいています。
その法則は現職にとっての追い風です。もちろん、それ以外の要因も関係していますが、その前に、現職は実際どのくらい有利なのか、見てみましょう。
下の表は、総務省「地方選挙結果調」にもとづいて、新人候補者と現職候補者の当選率をくらべたものです。作成者は渡部秀成さん(LLCつくばリスクマネジメント)。ただし、もとの表に一部、転記ミスがありましたので、修正しました(グラフは合っています)。
数値は、過去3年(2003年、2007年、2014年)の統一地方選挙における当選率(最小値-最大値)です。ご覧のように、「現職」の当選率は「新人」(<の左側数値)をすべて上回っています。
県議選 41-42%<86-88%
知事選 10-15%<100%
指定市議選 41-44%<87-90%
指定市長選 0-20%<0-100%
市議選 65-69%<87-93%
市長選 24-25%<82-86%
特別区議選 45-53%<90-91%
特別区長選 3-14%<100%
町村議選 80-83%<88-94%
町村長選 33-40%<84-90%
なぜなのでしょう。
日本の選挙運動は期間が短く、そのことが現職を有利にしています。ここでは、それを宣伝・広告テクニックに絞って考えてみます。
現職の首長や議員は、ふだんからテレビや新聞に名前や顔が出たり、市報や区報に挨拶文が載ったりします。行事や会合に出席する機会も多く、多くの人が接します。これらの活動はすべて選挙運動としての働きをもっています。こうした機会は、新人にはほとんどなく、知名度も低いままだからです。
同じ顔や名前に何度も接することは、一般に好意度を高める傾向があります。これを「単純接触効果」といいます。心理学の有名な法則です。
最初は好きでも嫌いでもなかったのに、それに何回もふれているうちに、好意度が増すというものです。選挙カーで名前を連呼するのも、この効果を期待しているからです。
この法則は、宣伝や広告の世界で頻繁に利用されています。商品CMを繰り返し流すとか、ポスターを長期間張っておくとか。それに何回も接することで、知名度が高まり、人は、お店の棚で、それを見かけると、つい手に取ってしまうのです。
「単純接触効果」は人間関係でも起きています。学校で毎日会っている人を好きになるとき、この法則が作用している可能性が十分あります。
いかがですか。このしくみを知ると、公約を確認することの大事さもわかっていただけると思います。
トケコミでは、広告や宣伝の心理学も学べます。
今月、12日と26日に統一地方選挙があります。
選挙期間中は、候補者のポスターが張り出され、選挙カーが走り回ります。これらの選挙運動には、実は広告や宣伝と同じ心理学の法則がはたらいています。
その法則は現職にとっての追い風です。もちろん、それ以外の要因も関係していますが、その前に、現職は実際どのくらい有利なのか、見てみましょう。
下の表は、総務省「地方選挙結果調」にもとづいて、新人候補者と現職候補者の当選率をくらべたものです。作成者は渡部秀成さん(LLCつくばリスクマネジメント)。ただし、もとの表に一部、転記ミスがありましたので、修正しました(グラフは合っています)。
数値は、過去3年(2003年、2007年、2014年)の統一地方選挙における当選率(最小値-最大値)です。ご覧のように、「現職」の当選率は「新人」(<の左側数値)をすべて上回っています。
県議選 41-42%<86-88%
知事選 10-15%<100%
指定市議選 41-44%<87-90%
指定市長選 0-20%<0-100%
市議選 65-69%<87-93%
市長選 24-25%<82-86%
特別区議選 45-53%<90-91%
特別区長選 3-14%<100%
町村議選 80-83%<88-94%
町村長選 33-40%<84-90%
なぜなのでしょう。
日本の選挙運動は期間が短く、そのことが現職を有利にしています。ここでは、それを宣伝・広告テクニックに絞って考えてみます。
現職の首長や議員は、ふだんからテレビや新聞に名前や顔が出たり、市報や区報に挨拶文が載ったりします。行事や会合に出席する機会も多く、多くの人が接します。これらの活動はすべて選挙運動としての働きをもっています。こうした機会は、新人にはほとんどなく、知名度も低いままだからです。
同じ顔や名前に何度も接することは、一般に好意度を高める傾向があります。これを「単純接触効果」といいます。心理学の有名な法則です。
最初は好きでも嫌いでもなかったのに、それに何回もふれているうちに、好意度が増すというものです。選挙カーで名前を連呼するのも、この効果を期待しているからです。
この法則は、宣伝や広告の世界で頻繁に利用されています。商品CMを繰り返し流すとか、ポスターを長期間張っておくとか。それに何回も接することで、知名度が高まり、人は、お店の棚で、それを見かけると、つい手に取ってしまうのです。
「単純接触効果」は人間関係でも起きています。学校で毎日会っている人を好きになるとき、この法則が作用している可能性が十分あります。
いかがですか。このしくみを知ると、公約を確認することの大事さもわかっていただけると思います。
トケコミでは、広告や宣伝の心理学も学べます。
(川浦康至)
2015/04/09
【ワークショップ中村座】身体表現/メディア制作/表現と批評
とざいとーざい。
今年は、元気よく『ワークショップ中村座』旗揚げ!というイメージでいきます。
なかむらが担当させていただく2シーズン目、スタートです。杖道(じょうどう)とアート、私=メディア 私(を)生きる、マジ(本気!)を起動するワークショップデザインなどなどをテーマに、すべてワークショップ形式ですすめます。
ここは、メンバーすべてが観客であり演者です。作り手であり鑑賞者です。6号館地階スタジオへの道は、にわかにアーティストになっちゃう道かもよ?!。大学内外から多才なゲストをお招きします。旬なゲストをお招きします。ときどきは、スタジオの熱い気配とわたしたちの気概をお伝えします!
どうぞご期待ください!
2015/04/02
新任教員3名のご紹介
昨日、着任されたほかほか教員を紹介します。
小山健太(けんた)さん、芳賀 啓(ひらく)さん、吉田 達(いたる)さんです。
小山健太(専任講師:経営学、社会心理学)
主な担当科目 「社会調査ワークショップ/社会調査法b」「人間コミュニケーション/組織コミュニケーション論」「キャリア開発論」
芳賀 啓(客員教授:(古)地図と崖の専門家、之潮)
主な担当科目 「地域文化論」「表現と批評」「歩く・読む・書く-地図のメディア学ことはじめ」
吉田 達(特任講師:メディアやコンピュータの巧者)
主な担当科目 「情報社会論a/b」「コンピュータネットワーク論」「プレゼンテーション論」「メディア制作ワークショップ」
5月の「トケコミデビュー」で、3名の連続トークを予定しています。近くなりましたら、詳細をご案内します。
科目名のスラッシュ(/)は、2枚看板を意味します。今年度からカリキュラムが変わり、それにともなって科目を見直しました。スラッシュの前は昨年度までの名称、後は今年度からの名称、つまり「旧科目名/新科目名」を意味します。
小山健太(けんた)さん、芳賀 啓(ひらく)さん、吉田 達(いたる)さんです。
小山健太(専任講師:経営学、社会心理学)
主な担当科目 「社会調査ワークショップ/社会調査法b」「人間コミュニケーション/組織コミュニケーション論」「キャリア開発論」
芳賀 啓(客員教授:(古)地図と崖の専門家、之潮)
主な担当科目 「地域文化論」「表現と批評」「歩く・読む・書く-地図のメディア学ことはじめ」
吉田 達(特任講師:メディアやコンピュータの巧者)
主な担当科目 「情報社会論a/b」「コンピュータネットワーク論」「プレゼンテーション論」「メディア制作ワークショップ」
5月の「トケコミデビュー」で、3名の連続トークを予定しています。近くなりましたら、詳細をご案内します。
◆
科目名のスラッシュ(/)は、2枚看板を意味します。今年度からカリキュラムが変わり、それにともなって科目を見直しました。スラッシュの前は昨年度までの名称、後は今年度からの名称、つまり「旧科目名/新科目名」を意味します。
2015/04/01
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