2018/12/03

海外ゼミ研修(小林誠ゼミ)のご報告 vol.1



海外ゼミ研修(小林誠ゼミ)のご報告



〜フィリピン・セブ島における異文化のフィールドワーク〜


異文化のフィールドワークをテーマとする小林誠ゼミでは、9月5日から9日の4泊5日、フィリピンのセブ島にてゼミ研修を行ってきました。

研修の目的は大きく3つあります。1つ目は異文化(フィリピン)を知ること、2つ目は観光産業をフィールドワークすること、3つ目は現地日本人と交流することです。現地での気づきを大切にするのがフィールドワークです。学生たちは短い間に様々なことを感じたようです。彼らが取った写真と書いた文章とともに、現地で学んだことをお伝えします。



簡単なスケジュール

1日目 移動日 成田からセブへ
2日目 セブ市内散策 学校訪問 日本人会訪問
3日目 ビーチ観光の調査(アイランドホッピング)
4日目 班別行動(古着屋、モール)
5日目 自由行動 + 移動日


セブ市内散策(教会)

 マゼランクロス

マゼランが1521年に建てたといわれる木製の十字架です。世界史で習った大航海時代を感じることができる貴重な経験です。


 お祈りしてもらいました

サントニーニョ教会は1565年に建造されました。ただし、現在の建物は1740年に再建されたものだそうです。教会の中ではお祈りをしている人がいたり、外で赤いキャンドルに火をともして願いごとをしている人々がいたりと、宗教的な雰囲気を感じられる場所でした。フィリピンの人々はとても信仰を大切にしていると感じました。

  サントニーニョ教会


 赤いキャンドル


サン・カルロス大学訪問



1595年設立という歴史を持つ、セブ島随一の名門大学であるサンカルロス大学を訪問しました。カトリック系の大学で、昼休みに流れる校内放送に合わせて、お祈りする学生の姿が印象的でした。学生たちは制服を着ています。勉強熱心な学生が多く、とても刺激になりました。日本語を話せる学生もいました。


日本人会・日本人企業家訪問












セブ日本人会訪問

田中さんの会社(アクセサリー制作)

セブ日本人会副会長の田中さんから日本人会の活動や、セブに滞在する日本人の現状、そして、田中さんのお仕事について丁寧に教えていただきました。日本人会では毎年盆踊りを開催しているそうです。日本人同士あるいは日本人とフィリピン人の交流の機会にもなっているようです。田中さんの会社では、フィリピンの人たちとともに、アクセサリーの制作を行なっており、日本を離れて事業を成功させてきた田中さんの姿に同じ日本人として誇りを感じました。(vol.2につづく。。)

2018/11/20

ゼミ発表会

2018年11月17日(土)にコミュニケーション学部恒例のゼミ発表会が行われました。




ゼミ生の発表を聞いて、コミュニケーション学部1年生は、来年度のゼミを選ぶ上での参考にします(ゼミ発表会プログラム)。

終わった後は懇親会です。
山下先生の乾杯の合図



懇親会では先生に直接、ゼミの様子を尋ねることもできます。
ゼミでの学びは濃密です。
学生一人ひとりが、自分に合ったゼミを見つけられますように。。。



2018/11/07

学問のミカタ~カニバリズムについて

学問のミカタ、今回の担当はカルチュラル・スタディーズ、英米文学、英米文化論担当の本橋先生です。

「カニバリズム=食人」と聞くと、皆さんはどのようなことを思い浮かべられますか?人類が忌避してきたタブー?飢餓を救う道がない緊急状態で行われる生存手段?「野蛮人」の風習としてヨーロッパの植民者たちが先住民に押し付けた人種差別のレッテル?アジア太平洋戦争中に食糧補給のない日本軍兵士が行ったこと?中国などでグルメの極致として洗練されてきた技巧?・・・
 いずれにしろ、カニバリズムは肉食動物である人類にとって、実はきわめて身近に行われてきたことであって、必ずしも私たちにとって疎遠なものではありません。たとえば、私たちは「食べてしまいたいほど好きだ」などと言うことがありますが、それは性愛と食欲が深く関わっているからでしょう。皆さんの中にも愛読者がおられるでしょうが、宮沢賢治やアーシュラ・ル=グインといった作家の作品では、カニバリズムが重要なテーマの一つとなっていますし、「赤ずきん」とか「ヘンゼルとグレーテル」といったおとぎ話の中心にもカニバリズムがありますね。「人を食う話」は人間にとって近しいものである、というか、あまりに身近なものであるだけに、できれば遠ざけておきたい、ものであるわけです。
 このようなカニバリズムの実態に学問的に迫るためには、その発現形態を分析するだけでなく、それが言語によって表象されてきた歴史を探求することが肝心です。私なりにカニバリズム言説の歴史を整理すると以下のようになります。
 第一期は古代ギリシャから中世まで、ヘロドトスやマンデヴィル、マルコ=ポーロといった作家が有名ですが、食人が理解不能な他者の習慣として描かれており、そのような怪物的存在は自己の共同体の外部を示すために必要なだけで、実在を証明する必要はありませんでした。それが第二期の西洋植民地主義の時代になると、コロンブスがたまた耳にした「カニバレス」という音から「食人種」が実体化されたように、記号による被植民者の悪魔化の手段として伝播します。この傾向はアメリカ新大陸から太平洋の島々、オーストラリア、東南アジア、アフリカにまで植民地支配とともに拡充してゆき、モンテーニュやスウィフト、サドといった稀有な文化相対主義者もいたのですが、植民地主義者が自己を正当化し、他者を周縁化する力学のもとに、植民地支配が免罪される契機が作られていきました。第三期は二〇世紀のポストコロニアル時代における修正主義的な知の積み重ねによって、以前のヨーロッパ中心主義的なカニバリズム言説の歪みが検証されていきます。アレンズやオベイセーカラといった学者たちの研究によって、先住民による食人慣行に疑問が投げつけられました。たしかにここでベクトルの方向は、コロニアリズムの時代とは逆で、ヨーロッパ中心主義が暴かれていくことになったのですが、自己と他者、ヨーロッパと非ヨーロッパという関係そのものは温存されていました。それが第四期になると、表象の重要性に焦点が当てられ、幻影によって生み出される自己と他者関係の変容が焦点となります。人間と動物とを区別せず、あらゆるモノ自体の自律性に注目するという、先住民の思考に着目しながら、ヨーロッパ人の残した食人儀礼の記録が読み直されていきます。たとえばヴィヴェイロス・デ・カストロが論じるカニバリズムは、自然の身体としての人格である肉を食するという行為において、自然と文化の境界線に位置するものです。食人は「敵」という根源的な他者に対する復讐であると同時に信頼であり、人間だけでなく動物や死者、モノにまでいたる多元的な世界における非ヨーロッパ的で双方向的な「アンチ・ナルシス」の思考を導き出すとされるのです。
食べることは交わることと殺すことと並んで最も人間的で双方向的な行為であって、食事の極限にあるカニバリズムは究極的な信頼の創造とも言えます。カニバリズムという視点から、食と性、神話と歴史、自己と他者、生命と死、信頼と危険といった相互依存概念を考察することが、魅力ある学問的探究である理由もそこにあるのです。

2018/10/30

ジャーナリズム論:ゲストと語る「家族」「いのち」そして「メディア」


「ジャーナリズム論」担当教員の松永です。

ジャーナリズムとは、たんにマスメディアの営為を指すのではなく「同時代を記録し、その意味について批評すること全体をさす」(鶴見俊輔、1965

誰もがソーシャルメディアを手にする現代において、ジャーナリズムをプロの仕事として眺め、「論じる」だけではきっと足りない。受講生自身がジャーナリズム「する」ことを意識して授業を組み立てています。

1025日の授業には、作家・セラピストとしてご活躍され、ネットニュースの編集や、社団法人・日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の建ち上げにも携わったご経験のある田村真菜さんをお招きしました。

 ※講義に参加してくださった本学広報課の職員さんによる記事が大学HPで公開されています。

授業の柱は主に二つで、田村さんが問題提起されている「虐待・結婚・出産」について議論すること、メディアとの付き合い方について考えることです。

写真1:田村さんの講演「熊に食べられたかった私」

170人規模の教室で、いかにして双方向のコミュニケーションが可能かを考えた結果、次のような方法を試みました。ゲスト講義の前週で、田村さん自身が書かれた文章、メディアによって取材された記事およびテレビドキュメンタリーに触れ、田村さんへの質問や、授業で議論したい論点を受講生に書き出してもらう。それを編集して当日の配布資料にするほか、田村さんにもお渡しし、授業前半の講演という形で応えていただく。後半は、受講生数人にも登壇してもらい、パネルディスカッションを行うというものです。ちなみに、授業で受講生のコメントを公開するときは、実名かペンネーム(アカウント名といった方が今風?)かを各自が選択できる仕組みにしています。

写真2:パネルディスカッション「男とか女とか」

受講生が真剣に取り組み、田村さんが誠実に向き合ってくださったおかげで、当日は限られた時間ながら、活発な議論が展開できました。授業後に集めた感想は、熱量のこもった筆致でビッシリと綴られたものばかりで、壮絶な人生に裏打ちされた田村さんの言葉に深く感銘を受け、受講生同士刺激し合っている様子が伝わってきます。

視野を広げ、自分の思想を深めること、人と話し合うことは、「重要」というより「楽しい」!そう感じられる講義を今後も企画していければと改めて思いました。

また、授業内では話し足りないという声もあり、田村さんには午後の松永ゼミにも来ていただき、より親密な形で第二ラウンドを展開しました。田村さん、ありがとうございました。

写真3:ゼミでの第二ラウンド「親から自立する時」

11月の「ジャーナリズム論」は、海外紛争地での取材・報道経験のあるゲスト講師をお招きし、「遠く離れた世界について知ること」をテーマに議論する予定です。(私が)楽しみです。

2018/10/23

2018年度ゼミ発表会のお知らせ

毎年恒例の2018年度コミュニケーション学部ゼミ発表会が11月17日土曜日に行われます。

F308教室
15:15-15:30【小山ゼミ】異文化マネジメントの研究
15:30-15:45【駒橋ゼミ】駒橋ゼミの活動―企業記事分析や商品開発&模擬記者発表会など
15:45-16:00【北村ゼミ】メディア利用行動と心理に関する社会調査研究
16:00〜16:10 休憩
16:10-16:25【北山ゼミ】北山ゼミ紹介
16:25-16:40【佐々木ゼミ】佐々木ゼミの紹介
16:40-16:55【柴内ゼミ】柴内ゼミ~メディアコミュニケーションと社会心理~
16:55〜17:10【大岩ゼミ】表現すること

F307教室
15:15-15:30【阿部ゼミ】初学者のためのプログラミングセミナー
15:30-15:45【小林ゼミ】フィールドワークで実際に見て、触れて、感じよう。
15:45-16:00【大榎ゼミ】大榎ゼミの活動
16:00〜16:10 休憩
16:10-16:25【松永ゼミ】マツナガ,わがゼミ
16:40-16:55【山下ゼミ】アニメの2次利用と2.5次元ミュージカル
16:40-16:55【光岡ゼミ】Mi:つおかから学ぶ若者生活



興味のある方は是非、ご参加ください。

2018/10/03

海外研修のお知らせ


海外での語学研修&インターンシップ研修説明会のお知らせです。

2019年2月にフィリピンにて以下の海外研修を企画しています。
興味のある学生はぜひ説明会に参加してください。

東京経済大学 × エンデランカレッジ × 近畿日本ツーリスト

●第2回募集説明会 1010日 12:20~12:50 6号館F301教室 
●第3回募集説明会 1018日 12:20~12:50 6号館F301教室






2018/08/21

学生の海外挑戦記を紹介します! part 2

海外挑戦記②
-苦しくても、挑戦し続ける-


コミュニケーション学部2年、松永ゼミの小井戸悠磨です。[前回の記事 海外挑戦記①]では、7人制サッカー・ソサイチ選手としてのタイ、イタリア遠征という「海外挑戦」で感じたことを書かせていただきました。今回は、「海外挑戦」に至った経緯や背景、そこで得たもの、これからの展望をお伝えさせてください。

なぜ海外に挑むのか         
海外に行くことの意義は、人によって様々だと思います。しかし動機はなんであれ、気候も言語も日本とは何もかも違う環境で、その土地の文化に触れて経験することは、自分の人生を変えるターニングポイントになるはずです。私にとって、2回の海外遠征に参加した意義は、「自分の考えを発信する」ことにつながったことだと思っています。

環境を自分で作る、という選択
前回の記事も触れたように、私は、サッカーをやるためにこの大学を選びました。しかし、この先の自分の将来を考えた時に、サッカー部に入ることが必ずしもプラスに働かないと感じました。(決してサッカー部を批判しているわけではなく、あくまで私にとっては、という意味です)。そこで私は、大学1年時の5月にフットサルサークルを立ち上げました。ねらいは、自分がサッカー選手として向上するための練習場を作ることでした。環境を自分で作ってみようと。ところが、思った以上にサークルの運営に労力を割くことになります。

運営で行き詰まるなか、ソサイチに出会う
まず、苦悩したことは、練習会場の確保でした。コートサイズやアクセス面、活動日、サークルの所属人数など様々な面で問題がありました。その現状を打破するために始めたのが、ソサイチと出会うキッカケとなったフットサル場でのアルバイトでした。市民体育館や小中学校のコートを利用するより、金銭面での負担が大きいフットサル場。しかし、あえて有料の練習場を利用するメリットも、サークルの発展にとっては重要ではないか。その仮説を検証するために飛び込んだのです。その結果、自分を大きく変えるタイ遠征の切符をつかむことができ、もがきながらも行動することの大切さを学びました。

谷底から這い上がる
夏休みが明けると、サークルの練習場を有料のフットサル会場に変えることにしました。結果は、失敗の連続。金銭的な負担と、会場が大学から離れているというアクセスの問題もあって、初めは30人以上が在籍していましたサークルメンバーは徐々に減っていき、20人を下回りました。積み重なった赤字は、12月までに約4万円になりました。運営に追われて自分自身がサッカーを出来ていないという焦りが募るなか、赤字に追い打ちをかけられて、サークルを辞めようと何度も思いました。何をやってもだめ。この時が一番辛かったです。タイ遠征に行ったのは、ちょうどその時期でした。もっと様々なことを体験して、自分の目で見たいと強く感じました。また、失敗を恐れず挑戦してきたからこそ見える景色があると、それまでの経緯を肯定することができました。タイ遠征は、谷底から這い上がる契機となりました。

【写真1 タイ遠征が大きなターニングポイント】

立ち止まらず挑戦しよう
帰国後は、ただサッカーをするだけでなく、「サッカーする環境」の充実を図ることも自分の目標の一つとなり、いろんなことに挑戦しました。合宿大会や社内大会のレフリーのアルバイトをしたり、様々なサッカー会場に足を運び、観客の反応を観察したり。3月には、自分の目でサッカー先進国を見たいという強い思いから、イタリア遠征に参加するソサイチ関東選抜メンバーのセレクションを受け、合格しました。桜咲く4月はサークルの新歓の繁忙期です。チラシと新歓企画の効果で、5日間の体験入会に155人を動員することに成功しました。そのなかから70人以上が入会してくれました。

支えてくれる仲間への感謝
新歓でめちゃくちゃ忙しいなか、イタリア遠征に向けてトレーニングもやらなければなりませんでした。疲れや焦りが判断を誤らせて、遠征直前に膝の怪我をしてしまいました。遠征に行けないかもしれないという不安に押しつぶされそうなとき、一人暮らしの自分に食料を届けてくれたり、授業のサポートをしてくれたり、友人たちに本当に支えられました。そのおかげで何とか怪我が治り、5月下旬に、無事イタリア遠征に行くことができました。そこで受けた刺激は、タイ遠征とは比べることができないほど大きなものでした。それまでの自分は、どこか独りで戦っているようなところがありましたが、この怪我の経験で、自分がいかに周囲に助けられているのかに気づき、仲間への感謝の気持ちを噛みしめました。

サッカー文化を盛り上げたい
 イタリア遠征で得たものは数え切れませんが、その一つに、日本にも、イタリアのようなサッカー文化を根付かせる活動をしたい、という思いが自分の中で大きくなっていったことがあります。遠征から帰国直後にサークル内大会を開催し、60人以上のメンバーを動員できたことは、それまで辛いだけだと思っていた経営の面白さを感じることができ、その方面でももっと勉強したいと思うようになりました。そして、ジュニアのフットサルスクールのアシスタントコーチを6月から始めました。今、指導者の視点からサッカーがどう見えるのかを学んでいます。

【写真2 大会後、イタリア人選手と一緒に】

込み上げる野望
今、私はサークル活動を辞め、自分自身でチームを立ち上げました。具体的な目標としては、2019年からソサイチリーグへの参戦を考えています。そのプロジェクトを進めるために、自分自身がソサイチリーグのチームに所属して、リーグの雰囲気を体験しています。また、学生ソサイチリーグを提案できたら面白いと考えています。ソサイチについて、今は関東が活動の拠点になっていますが、様々な地域、もっと広げていけば海外も視野に入れています。興味を持ってくださる企業(スポンサー)探しにも、アンテナを張っています。他にも、アイディアがどんどん湧いてきます。実現が難しいと初めから諦めるのではなく、たとえ周囲に笑われたとしても、私は失敗を恐れず行動していきたいと思っています。

【写真3 ソサイチリーグで活動中】

言葉にすることを恐れない
海外遠征で得たもの。それは、自分の考えを、自分の言葉で発表することを恐れてはいけないということです。私は、自分の体験を語ることや意見を言うことに抵抗がある人間でした。自慢みたいだとか、批判されるかも、とか。しかしそれは、日本人的な考え方だなと思いました。海外に行ったら、黙って待っているだけではダメで、何でも、自分から行かなかったら相手にもしてくれません。現状の私は、自分の意見を堂々と述べる勇気も足りないし、自分の考えを言語化するのも苦手です。その力は、これから三年間のゼミ活動で鍛えていきたいと思っています。
今回、ブログで自分のことを発信するという、初めての経験に挑みました。この機会をいただいて、自分の考えを改めて整理することができ、自分がこれからやりたいことも明確になったことに感謝しています。読んでくださった皆さんも、どうもありがとうございました。これからの私の活動に、期待してもらえたら嬉しいです!

2018/07/31

名物講義紹介 身体表現ワークショップ「Musicking / ミュージッキング」

身体表現ワークショップ「Musicking / ミュージッキング」

コミュニケーション学部教員の池宮です。
本学部開講の身体表現ワークショップ「Musicking / ミュージッキング」をご紹介します。

音楽を聴いたり歌ったり演奏したりするとき、心と身体は音楽の響きに感応し、場を共にする人たちの感応は共鳴し始めます。音楽は、心と身体の感性を触発し、心と身体の表現をうながし、さまざまな交わり=コミュニケーションを産み出し、心と生命に躍動をもたらす人類普遍の身体表現です。

このワークショップでは2時限連続で音楽三昧の時を過ごし、音楽を実践します。ミュージシャンの生の歌や演奏をふんだんに聴き、ミュージシャンの指導とサポートのもとで歌い演奏しながら、心と身体の感受する力、表現する力、コミュニケートする力を触発することが本ワークショップの目的です。

森崎ベラさん 

ワークショップを指導する講師・森崎ベラさんは日本ゴスペル音楽界の先駆者として知られ、ソウルをはじめとするBlack Music分野全般で高い評価をうけるシンガーです。ボーカルトレーナーとしても著名で、数多くのシンガーやゴスペルクワイアを育て上げています。ワークショップをキーボードでサポートしてくれるのは、ベラさんのライブ伴奏を数多く手がけてきたミュージシャン深沢葉子さんです

深沢葉子さん

ワークショップは二つの部分から成っています。

(1)指導を受けながら受講生自身が歌い演奏する
英語の楽曲という制約を課せられたうえで、受講生たちはベラさんと相談しながら歌いたい曲を選びます。バンドやいくつものコーラスグループが結成されソロで歌う者も名乗りをあげ、学期末を締めくくるワークショップ・ライブに向けて皆やる気満々で練習に励みます。





今年の受講生が選んだ曲目は以下のとおり。数も多く、なかなか凝った選曲です。
1. Whatever  2. Love Never Felt So Good  3. Beauty And The Beast 4. Call Me Maybe 5. HIKARI-E 6. Type Wild 7. Part of Your World 8. Sunday Morning 9. Reflection 10. Out There 11. What Makes You Beautiful 12. A Whole New World  13. Something Like This 14. When You Wish Upon A Star 15. Strong 16. I Just Can’t Wait To Be King  17. The Greatest Love Of All  18. Seasons Of Love  19. The Fox 20. Death Of A Bachelor 21. Yesterday   22. The Immigrant Song   23. Listen To The Music 24. We Are The World

上にあげた二十数曲すべてについて森崎さんの細やかで的確なアドバイスがくわえられ、英語歌詞の歌い方や発音に関する細かな指導もおこなわれます。気合が入ってくるワークショップ中盤以降、受講生たちの音楽はベラさんも驚くほどの各段の進歩をみせます。





(2)ミュージシャンの歌や演奏をライブで聴く
その場一回限りの素晴らしい音楽をライブで体験することも、このワークショップのねらいの一つです。優れたミュージシャンの生の歌唱や演奏は、音楽的な感性や表現について様々なことを教えてくれます。

ワークショップでベラさんの歌や深澤さんの演奏に接する機会は多々ありますが、その他にも特別ゲストをお招きします。
今期の特別ゲストは、キーボード奏者・作曲家の吉森信さん、ブルースのシンガー・ギタリスト小安田憲司さん、シンガー持田浩嗣さんの三氏。ジャズ、ブルース、ソウル、レゲエ、ブラジル音楽、オリジナル曲等々、素晴らしい音楽を聴かせていただきました。

特別ゲストの皆さん

ワークショップ最終回の公開ライブには卒業生を含む観客が多数来訪してくれ、受講生たちの二十数曲にわたる熱演そして受講生のリクエストによるベラさん+深澤さんの圧倒的なゴスペルで幕を閉じました。

下記URL2016年度ワークショップの授業風景動画がアップされています。
ご参考までに。