2012/12/30

教員の研究成果

紀要『コミュニケーション科学』36号が公開されました。
  • 平成の大合併と地域メディアをめぐる動向 山田晴通
  • 企業内グループにおけるタグ利用の実態:ソーシャル・ブックマークサービスの事例分析 佐々木裕一



2012/12/16

第4回カルチュラル・タイフーン準備研究会(2/12)

第4回カルチュラル・タイフーン準備研究会のお知らせ

2013年2月12日(火)18:00〜
山本敦久さん(上智大学)による「スポーツ」のお話
深山直子さん(東経大)による「マオリ先住民」のお話

会場は東経大6号館6階の共同研究室1です。
研究会終了後、懇親会もあります。

2012/12/15

第3回カルチュラル・タイフーン準備研究会(1/22)

第3回カルチュラル・タイフーン準備研究会のお知らせ

2013年1月22日(火)18:00〜
田中東子さん(十文字女子学園)による「フェミニズム」のお話
早尾貴紀さん(東経大)による「フクシマ」のお話

会場は東経大6号館7階の中会議室1です。
研究会終了後、懇親会もあります。

2012/12/14

カルチュラル・タイフーン2013

カルチュラル・タイフーン、来年度は東経大で開催されます。
2013年7月12-14日(金・土・日)
※12日は前夜祭

《参考》2012年度は広島で開催されました。

カルチュラル・タイフーンとは、カルチュラル・スタディーズ学会が開く年1回のイベントです。

「カルチュラル・タイフーン(文化台風)は、既存の学会やシンポジウムの形式や制度にとらわれず、さまざまな立場の人々がお互いにフラットな関係のもと発表や対話や表現活動をおこなうため、2003年より毎年、開催されてきました。その目的は、大学内外の研究者、社会活動や社会運動に関わる実践者、さまざまな領域で活躍しているアーティストたちが、専門分野の垣根を越え、文化と政治にかかわる課題にたいして自由な意見交換と創造的な表現活動を行う場を作り上げることにあります」。

一般に学会と言うと、「研究者」や「専門家」を中心とする活動をさしますが、このように、カルチュラル・タイフーンは、それにとらわれることのない自由な活動です。

カルチュラル・タイフーン2013の開催には、コミ部の学生や教員もかかわっていきます。実は、当日までの準備も重要な活動になっていて、「実行委員会」の他に「準備研究会」も開かれています。先月の第1回には100人もの学生が参加しました。
第2回は、今月18日午後6時から、東経大6号館7階の中会議室1で開かれます。報告者は、毛利嘉孝さん(東京芸術大学)と、相澤伸依さん(東経大)です。いらっしゃいませんか。

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今後の予定など、準備状況を随時お知らせしていきます。どうぞよろしく〜。

2012/11/28

学部表彰制度

 コミュニケーション学部では3年生を対象に表彰を行っています。その表彰式が11/28に行われました。

 一般に、賞は記録や成果に与えられますが、この賞は日常的努力や目標発見といったプロセスを重視しています。
 応募方法は2種類、自薦と他薦(教員、友人)があります。表彰対象は、以下の4種類です。

 A. 学内外の社会活動や課外活動への参加

 B. 芸術や学術・スポーツなど、学内外で注目された活動や成果
 C. 学業への取り組み
 D. 社会や人生に対する積極姿勢や人柄など、表彰に値することがら

以下に、学生にあてた案内文を紹介しましょう。

◎表彰の趣旨
 就職活動など、卒業後の進路を考え、動く、この時期に一人ひとりがこれまでの学生生活を振り返って、自分のスキルや活動、得意分野を見直し、自身の適性や志望を確かめ、将来のキャリアイメージを描くことが大事です。
 その手がかりとして、これまでの自分をふりかえることが欠かせません。自分はどんなことに自信を持っているか、充実感を味えるのはどんなときか。それらを再発見する機会となるよう、学生表彰制度を設けています。

 みなさんも3年になったら、応募してみませんか。自薦はもちろん、友人の推薦もお願いします。

2012/11/11

ときめきコミュニケーション


日曜日の東京新聞には、「ときめく心」というコーナーがあって、中学生たちの作った相聞歌(そうもんか)が紹介されています。記事の著者は、国語の先生の桔梗亜紀さん。

今週は「ありがとう 君に言われて シカトする 心の中は うれしさあふれる」(中2男子)

それに対する返歌が以下です。
「ありがとう 君に言ったが シカトされ 心の中に 何かが残る」(中2女子)
(桔梗亜紀さんの授業)

うーん、じーん。書き手を知っているのは桔梗先生だけ。
コメントをするのは野暮だね。

相聞歌とは短歌を使った交換ラブレター。字数が少ないから思いがぎっしり詰まっている。ツイッターは140字。短歌は31字。

2012/11/01

教員のホームページ:川浦康至

第5回は、川浦です。

2年生になると、ゼミが取れます。正式な科目名は「演習」ですが、15人以下の少人数の授業です。やり方や内容は先生によって違いますが、川浦ゼミは問題発見型、体験型です。詳細は、ゼミの概要をご覧ください。


2012/10/07

祝日開講

明日は祝日ですが、平日同様に授業を行います。月曜日の授業回数を確保するため、こうした措置は多くの大学でとられています。これも高校までとは違いますね。

2012/10/06

教室を教室でなくするチャレンジ

2012年3月に退職された粉川哲夫さんはながらく「身体表現ワークショップ」という授業をされてきました。コミュニケーション学部ならではの内容です。
教室を教室でなくするチャレンジ
授業の趣旨が、ここに書かれています。
今年度の身体表現ワークショップは、山崎カヲル、大榎淳、近藤等則の3名が担当しています。以下のように、それぞれユニークな内容です。
 山崎カヲル(ライブを作る
 大榎淳(レポーター養成講座パフォーマンスアート
 近藤等則(身体に潜む表現の可能性

2012/09/22

第4回オープンキャンパス終了

今年度最後のオープンキャンパスが終わりました。来場されたみなさんにお礼申し上げます。

今回は、ご覧のように、個別相談が盛況で、教員も4名で対応いたしました。

さて、コミュニケーション学部AO入試の受付が、今月26日(水曜日)から始まります。締切は1週間後の10月2日(火)。 当日消印有効です。詳細は、こちらをご覧ください。

2012/09/21

メディア工房のリニューアル

コミュニケーション学部生がよく使うメディア工房(Mediatelier)。

そのメイン設備であるMacintoshが夏休みの間にすべて入れ替わりました(写真は大学のホームページから)。

新機種は27インチのiMacです。

詳しい報告はこちらに載っています→大学サイト

東経大は今日から後期です。

2012/09/20

9/22は東経大オープンキャンパス

今週土曜、22日は第4回オープンキャンパス
全体のスタートは10時。
今年度最後の回です。
みなさんの来場を心よりお待ちしています。

8月に行った第2回のようすをyoutubeで公開中です。
コミ部も少しだけですが、登場します。
こちらから、ご覧ください。

2012/09/18

オープンキャンパスダイジェスト版

8月に実施したオープンキャンパスのようすがYouTubeにアップされました。
こちらをご覧ください。
コミュニケーション学部の学部説明もチラッ!と写っています。

2012/09/12

オトナへのトビラTV

13日「オトナへのトビラTV」のテーマは「お金をねらうネットの魔の手!
Eテレ 9月13日(木)午後 7時25分~7時54分

「だまされやすい人」の特徴を社会心理学の視点から分析。

「私は大丈夫!」という人が最もだまされやすいとはよく言われることです。なぜ?
どんなコミュニケーションテクニックが使われているのか、それを知ることが防衛の要。

2012/09/08

学生に聞きました

東京経済大学のコミュニケーション学部を選んだわけ

「高校の先生に勧められて、決めました。コミュニケーション学部という珍しい分野の勉強がしたかったので」
▲東経大のコミュニケーション学部は日本最初のコミュニケーション系学部です。

「コミュニケーション学部のシラバスを読んで、授業の内容に魅力を感じたから」
▲授業は、講義形式のものから実習中心、討論中心のものまで多様な形態で行っています。

「先生や周りの人の評価がすごくよかった。楽しい!本当にすてきな友人がいっぱいできた!」
▲学生も教員も百花繚乱です。

「広告系について学べる専門学校は多いけど、四年制で学べる大学はあまりなかった。広告系について学ぶための設備も整っているし」
▲今夏、その一つ、メディア工房の設備を一新しました。

「緑が多くて居心地の良いキャンパスですよ」
▲池もあります。

「体験授業が楽しくて決めました」
▲学部説明会でも、毎回違う内容のミニ体験授業を行っています。

「先輩や先生との距離が近くて仲が良いです」
▲とにかくアットホームです。何と言っても、コミュニケーションの学部ですから。

「メディア系の学部に興味があったからです。授業が特殊で面白い」
▲落語家、トランぺッターはじめ、外部から招聘している講師による授業はじめユニークな授業がそろっています。


「 」は、http://www.tku.ac.jp/exam/selection/から。

2012/09/07

第4回オープンキャンパス(9/22)






コミュニケーション学部(東経大)の今年度最後のオープンキャンパスが9月22日(土・秋分の日)にあります(全回共通のスケジュールはこちら。 
□大学概要(5号館地下1階E002)
10:00-10:30
■学部説明(5号館2階E201)
11:00-11:45

同じ時間帯で、本橋哲也先生による体験授業(21世紀教養プログラム)も開かれています。本橋先生はコミュニケーション学部の先生でもあります。

11:00-11:50(5号館2階E205)
→本橋哲也
〈文化とは何か:「知る」ことから「考える」ことへ
 〈文化を知るとは、私たち自身の生きている日常生活を支配している力学、すなわち関係のあり方を考えることです。私たちを取りまいているさまざまな出来事から〈文化の力学を学んでみましょう。
※写真は9条フェスタから。



■体験授業(5号館2階E201
12:10-13:00
長谷川倫子
アメリカ大統領選挙とメディア」
 今年はアメリカ大統領選挙の年です。世界の動向を左右しかねないリーダーがどのように選ばれるのか?メディアをどのように駆使して有権者と対話し、選挙戦を繰り広げるのか?コミュニケーションの視点から学んでみましょう。




■個別なんでも相談(6号館7階大会議室)
10:30-15:00

先生や職員、在学生がみなさんの疑問や不安に応じます。何でも相談できます。

オープンキャンパスは、実際のコミュニケーション学部に出会えるチャンスです。ぜひ、この機会に東経大にお越し下さい。皆さんの来場をお待ちしています。

◎おまけ
国民の祝日に関する法律(2007年1月1日施行)

第1条
 自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

第2条
「国民の祝日」を次のように定める。

元日1月1日年のはじめを祝う。
成人の日1月の第2月曜日おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
建国記念の日政令で定める日建国をしのび、国を愛する心を養う。
春分の日春分日自然をたたえ、生物をいつくしむ。
昭和の日4月29日激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
憲法記念日5月3日日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
みどりの日5月4日自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
こどもの日5月5日こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
海の日7月の第3月曜日海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
敬老の日9月の第3月曜日多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
秋分の日秋分日祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。
体育の日10月の第2月曜日スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
文化の日11月3日自由と平和を愛し、文化をすすめる。
勤労感謝の日11月23日勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
天皇誕生日12月23日天皇の誕生日を祝う。

第3条
「国民の祝日」は、休日とする。

2012/08/29

オープンキャンパスの報告

先日のオープンキャンパスのうち、26日の写真をアップします。

上は学部説明時の写真。手元の黄色い紙は「コミ部だより」です。ご覧のように、ほぼ満席でした。

この日のミニ講義は「対人距離」、空間コミュニケーションの話。エスカレータの片側空けは、単に急ぐ人向けではない可能性が話題になりました。

個人空間の話が気になった人は、エドワール・ホールの『かくれた次元』を読んでみましょう。

前日のミニ講義は、お世辞の効用。中身は、お世辞のシャワーを浴びることの重要性。

午後の体験授業は駒橋恵子先生の登場(下の写真)。企業コミュニケーション専攻で学ぶことを紹介してくれました。

以下、駒橋先生の著書をご紹介します。
信頼できる会社、信頼できない会社』NTT出版
報道の経済的影響』御茶の水書房



2012/08/27

教員のホームページ:吉井博明

第4回は、防災情報や情報社会論を専門とする吉井博明先生のホームページ(退職に伴い閉鎖)をご紹介しましょう。

専門が専門のため、ますます多忙になっているそうです。


最近の活動から。

神奈川県地震災害対策フォーラム:避難所のリーダーは権力者じゃない
早い状況確認が必要」(中日新聞記事)
東日本大震災の被災地を巡って感じたこと」(PDF)

「オトナへのトビラTV」

先日の放送あらましが公開されました。

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Eテレ「オトナへのトビラTV」
夏スペシャル「ワタシが悩んでいたころ」
2012年8月23日(木)午後6時55分~7時54分
テーマは「社会を生き抜くコミュニケーションスキル!」
出演者:有吉弘行、鈴木奈々、大島美幸、岩尾 望、尾木直樹、有吉晶子
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鈴木奈々さんの一言。「人と比べない」。
そう。比べるなら、以前の自分かな。


2012/08/26

第2回、第3回オープンキャンパス終了

猛暑にもかかわらず、大勢の参加者に恵まれました。

大学全体ではどのくらいの参加だったのかまだわかりませんが、コミュニケーション学部では両日とも100人近い参加者でした(学部説明会)。リピーターもいて、うれしいことの1つでした。

写真を含めた実施レポートも追って掲載する予定です。

ありがとうございました。

2012/08/25

コミュニケーションテスト

学部説明会で紹介したコミュニケーションテストについて説明しましょう。

A.ソーシャルスキル(KiSS-18
 ソーシャルスキル(SS)とは、社会の中で他者と交流し、生活していくのに必要なスキル(技能)です。大半はコミュニケーションにかかわる技能です。
 このKiSS-18は菊池(Ki)章夫さんが作成したテストで、18項目からなっています。では合計得点を出してください。
 菊池(1998)さんの論文によれば、得点平均は、高校生男子54.0(106人の回答、SD=7.5)、高校生女子53.5(57人の回答、SD=9.1)。SD(標準偏差)とは±の範囲です。つまり、男子高校生の場合、54.0±7.5の範囲、46.5から61.5の間に7割の人が含まれます。同様に、女子高校生は44.4から62.6の間に7割の人が含まれます。
 なお、他のグループは以下の通りです。
 成人 男性61.8±9.4 女性60.1±10.5
 教師 男性61.8±9.4
 大学生 男子56.4±9.6 女子58.4±9.0
 短大生 女子56.8±7.0

B.アサーション度チェックリスト
 平木典子さん作成のテストです。
 アサーションとは、自分も相手も尊重した自己主張。自分の意見や考え、気持ちと同時に、相手のそれらを重視した自己主張をさします。アサーションは自己表現だけでなく、コミュニケ ーションや人間関係にとって重要な技能です。
 このテストで、「はい」の数が10以上であれば「並」とされています。「いいえ」のついた項目が、あなたの苦手なコミュニケーションと言えます。

 AもBも一定以上の数値を取ることが望ましいとされますが、高かろうと低かろうと、それがあなたのいまのコミュニケーションの特徴(コミュニケーションスタイル)です。無理して高くする必要はありません。コミュニケーションがうまくとれない、などコミュニケーションについて悩んだとき、困っているとき、この結果を参考にしてください。

2012/08/16

番組紹介:社会を生き抜くコミュニケーションスキル!


Eテレ オトナへのトビラTV
夏スペシャル「ワタシが悩んでいたころ」
2012年8月23日(木)午後6時55分~7時54分
テーマは「社会を生き抜くコミュニケーションスキル!」
出演者:有吉弘行、鈴木奈々、大島美幸、岩尾 望、尾木直樹、有吉晶子

欲望渦巻く芸能界は、まさに社会の縮図(?)そんな世界を生き抜いている人々の言葉はきっと10代に何かを伝えてくれるに違いない!? 芸能界の荒波をたくましく生き抜いている先輩たちがコミュニケーションにどう悩み、トラウマをどう乗り越えたのか?科学的・心理的分析を交えて徹底解剖し、厳しい現代社会を生き抜く術を学びましょう。

この番組は10代向けに作られています。コミュニケーションに関心のある人は見てみましょう。

2012/08/04

第2•3回連続オープンキャンパス(8/25-26)







 コミュニケーション学部(東経大)の今年度、第2・3回オープンキャンパスが8月25、26日(土・日)にあります(全回共通のスケジュールはこちら

□大学概要(5号館地下1階E002)
10:00-10:30
■学部説明(5号館2階E201)
11:00-11:50
■体験授業(5号館2階E201)
12:10-13:00

8/25→ピーター・ロスいっぱい間違えてください!」

 多くの日本人は完璧な英語を目指し過ぎ、間違いを怖がるが、間違えるからこそ成長できるのです。私の授業では恥ずかしがらずたくさん発言し、間違えを楽しみながら一緒に学んでいきましょう。








8/26→駒橋恵子「企業コミュニケーションって何を学ぶの?」

 テレビ CM やニュース、新聞記事、ホームページなど、企業はさまざまなツールを使ってメッセージを発信しています。また、店での接客態度が企業を評価するポイントになったり、グループ力で新製品を生み出したりします。企業を取り巻くいろいろなコミュニケーションのおもしろさを考えていきましょう。




■個別相談(6号館7階大会議室)
10:30-15:00
先生や職員、在学生がみなさんの疑問と不安にお答えします。コミュニケーション力のテストも行う予定です。

オープンキャンパスは、実際のコミュニケーション学部に出会えるチャンスです。ぜひ、この機会に東経大にお越し下さい。皆さんの来場をお待ちしています。

2012/07/28

アニメ映画、あなたなら、どれを1位に投票しますか?


桜井哲夫(コミュニケーション学部教授)

 コミュニケーション学部2012年前期講義「表現と批評2012−1」では、「日本アニメーション映画史の試み」と銘打って、以下の劇場公開されたアニメーション映画を上映し、批評文を毎回書いてもらいました。全14回の講義は7月23日に終了しましたが、最後に受講生(2年−4年)に「ベスト5」を選んでもらいました。

 さて、「ベスト5」の1位に最多得票した映画は、どれでしょう? わかりますか?

 ちょっと考えてみてください。あなたなら、どれを1位に投票しますか?

1 藪下泰司『白蛇伝(はくじゃでん)』(1958年)
2 高畑 勲『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)
3 りんたろう『銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)』(1979年)
4 宮崎 駿『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)
5 宮崎 駿『風の谷のナウシカ』(1984年)
6 宮崎 駿『となりのトトロ』(1988年)
7 大友克洋『AKIRA』(1988年)
8 押井 守『機動警察パトレイバー2』(1993年)
9 今 敏『千年女優』(2002年)
10 細田 守『時をかける少女』(2006年)
11 新海 誠『秒速5センチメートル』(2007年)
12 庵野秀明『ヱヴァンゲリヲン新劇場版・序』(2007年)
13 庵野秀明『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009年)
14 神山健治『東のエデン 総集編 Air communication』(2009年)


 それでは結果をご紹介しましょう。

1位 投票総数36票 細田 守『時をかける少女』(2006年)
2位 投票総数27票 庵野秀明『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009年)
3位 投票総数23票 新海 誠『秒速5センチメートル』(2007年)
4位 投票総数16票 庵野秀明『ヱヴァンゲリヲン新劇場版・序』(2007年)
5位 投票総数11票 宮崎 駿『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)
6位 投票総数10票 りんたろう『銀河鉄道999』(1979年)
7位 投票総数9票 宮崎 駿『風の谷のナウシカ』(1984年)
8位 投票総数8票 宮崎 駿『となりのトトロ』(1988年)
8位 投票総数8票 大友克洋『AKIRA』(1988年)
10位 投票総数3票 押井 守『機動警察パトレイバー2』(1993年)
10位 投票総数3票 今 敏『千年女優』(2002年)
10位 投票総数3票 神山健治『東のエデン 総集編』(2009年)
13位 投票総数1票 高畑 勲『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)






おもしろい結果となりました。

 私の予想では、三作目の『Q』が11月17日に公開される予定の、若者世代に圧倒的人気の二作目の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』かな、と思っておりました。しかし、同時代のみずみずしい若者像を描いて圧倒的な共感を得た細田守の『時をかける少女』が庵野秀明『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』をおさえて1位となりました。エヴァは、『序』のほうにも票が入って、割れてしまいました。

 あと興味深いのは、新海 誠の作品が3位に入っていることです。苦い失恋を描いたこの作品は、圧倒的な画の力と山崎まさよしの歌の力で大きな支持を受けています。

 この結果を、あなたはどのように受けとめますか? 納得しましたか?

2012/07/25

記者による特別講義


「コミュニケーション学部のゲスト講義に、毎日新聞多摩総局長が登壇~警察取材をめぐるエピソードなどを紹介」

 警視庁担当記者から現在は毎日新聞多摩総局長を務める千代﨑聖史氏が、7月24日(火)4時限目の授業「コミュニケーション論入門」に登壇し、東京経済大学6号館F308教室で、新聞の紙面構成や取材現場の実際を中心に講義し、翌25日の同紙朝刊でその様子が掲載されました(右下の写真)。
 千代﨑総局長はこの授業を履修するコミュニケーション学部1年生を前に、「夜討ち朝駆け」に代表される取材先に食い込んで聞き出す伝統的な取材手法の説明をはじめ、メディアと警察との関係や他社の報道に先駆けて独占報道するスクープをめぐるエピソードを解説しました
 コミ部では、これ以外の授業でも、随時、ゲストによる特別講義が行われています。今回のようにメディアで働いている人にお越しいただくこともあれば、他大学の先生、また学内のスタッフ(学生相談室スタッフ、守衛)にお願いすることもあります。

2012/07/23

東経大×コミ部だより

今年度のオープンキャンパス用に作ったものです。
来られない方に、雰囲気が伝われば、と思って掲載しました。


2012/07/22

またまた発掘:昨年の体験授業(北村)

2011年度の体験授業がもうひとつ残っていました。

●スマートフォンの普及で何が変わるのか(15分版)
北村 智
http://www.tku.ac.jp/tku/public/movie-list/campus/post-30.html

通信作業論の紹介からスマートフォン、iPhoneとAndroid、文系学部でICT(情報通信技術)を学ぶ意義について、受講者の間を回りながら講義。

発掘:昨年の体験授業(関沢)

2011年度の体験授業を紹介します。

●コミュニケーションの仕事―社会は動く・言葉で動く―(23分版
関沢英彦
http://www.tku.ac.jp/tku/public/movie-list/campus/post-28.html
コミュニケーション学部で学べること、それがどう仕事につながるのか。

2012/07/21

百花繚乱:ゼミの東経コミ部

今年度開講中のゼミ(演習)を一気に紹介しましょう。

以下は、学生が見ているシラバスです。
2012年度 コミュニケーション学部「演習」概要

あなただったら、どの演習をとりますか? 実際にとれるのは一つだけ、が悩みかもしれません。

2012/07/20

説得コミュニケーション


高田渡の歌に「値上げ」という曲があります(作詞有馬敲、作曲高田渡)。ご存知ですか?


冒頭の歌詞は「値上げはぜんぜん考えぬ」。
ところが、おしまいは「値上げにふみきろう」。

この落差は? この間でいったい何が起きたのでしょうか。実際の歌詞を見てみましょう。どうですか?


ある行と、その次の行との間に大きな違いは見当たりません。

ところが、それが繰り返されて行く間に、最初考えられていなかった値上げが、結局、実施されることに決まってしまいます。

ここには、コミュニケーションのある説得技術が用いられています。

説得コミュニケーションについて、詳しく知りたい人にお勧めしたいのが、チャルディー二の書いた本です。


「説得」は、実にいろいろな場面で行われています。

1000円で売りたいと思ったとき、最初、高めの価格、例えば1500円でどう?と勧める。それはちょっと、となったら、じゃあ、残りもわずかだし、売ってしまいたいから1300円でどう、と応える。それでも高い? じゃあ、損を覚悟で1000円にしちゃおう。雨の日に来てくれたから、困った振りをしながら「雨の日サービス」。はい、1000円ちょうどでいいよ。じゃあ、1000円でいいの? はい(ニコッ)。

説得の仕組みを知ることで、意に添わない説得にも対抗できるようになります。

あなたはだまされない自信がありますか。

説得技術は、東京新聞の7月20日付けの特報でも取り上げられています。

2012/07/18

改称「コミ部ログ」

今日から、ブログのタイトルを「コミ部ログ」としました。「コミ部」と「ブログ」をかけてのネーミングです。
今日の教授会で本ブログ運用の了承が得られたのです。
あらためてよろしくお願いします。

2012/07/17

本日、身体表現ワークショップLive


大学構内で拾ったフライヤー。今日7/17、6号館で「身体表現ワークショップLive」。
開場14:30、開演15:00。
それ以上のことはわからないが、周辺の顔、顔、顔は参加者っぽい。

2012/07/15

第1回オープンキャンパス終了

今日は、他大学もオープンキャンパスを実施する中、東経大コミ部を選んでいただき、うれしく思っています。

学部説明会と体験授業に使った教室は、定員150名だそうです。前者の座席使用率は8割ほど(11:00-11:50)、後者は12:10-13:00と、昼食時間帯だったこともあり、はじめこそ1/4程度でしたが(写真)、途中から増え、最終的には1/2程度が埋まりました。


次回のオープンキャンパスは8月25、26日です。近くなりましたら、ここでもご案内します。みなさんの来場をお待ちしています。

2012/07/12

教員のホームページ:山田晴通

第3回は経済地理学山田晴通をご紹介しましょう。

下がホームページのタイトルです。

「地域のコミュニケーション」研究室

研究分野は地理学にとどまらず、メディア論、大衆文化論と幅広く、話しだすと止まりません(笑)。学内では、Tシャツのコレクターとしても知られています。

2012/07/11

コミ部営業中!

「ただいま営業中!」というのは、馬から落馬するような表現ですが、オープンキャンパスで配るフライヤーができました(左写真)。A4判の両面印刷です。小見出しを以下にかかげます。

・理論と実践
・進路と関心に対応した4つの専攻
・コミュニケーションと橋
・3つの基本スキル
・教員からみなさんへ

「教員からみなさんへ」の中身を紹介しましょう(書き手の名前を伏せました。どれが誰のメッセージでしょうか)。

モノをつくる作業は楽しい。プロモーションビデオに予告編、オリジナルシナリオによるデジタル映像作品、今や誰でも映像作家になれる。きみもチャレンジしてみませんか?
広報や広告をコミュニケーションの視点から徹底して学べる学部です。
〈文化とは何か〉を「カルチャースクール」よりも深く学びたい人のために。
みなさんの生きる世界が、いかに「複雑怪奇」であるか、一緒に考えましょう。
コミュニケーション能力が問われる時代です。東経大でコミュニケーションの本質を学んでみませんか。
ネットワーク時代の先を一緒に見つめましょう!
大学に行くのは「あなた」です。親ではありません。
メディアとコミュニケーションについて、皆でじっくり考えてみませんか。
コミュニケーションを切り口として、社会や文化について広く深く学び実践したい人、ぜひ来てください。
読み解き、伝える方法を一緒に学びましょう。
コミュニケーションを通じて成り立つ私たちの世界、その探求はあなたの大事なテーマのはず。
やさしそうで、難しいのがコミュニケーション。一緒に考えましょう。
恥ずかしがらず、たくさん発言し、間違いを楽しみながら、一緒に英語を学びましょう。
ソーシャルメディアって最近よく聞くかもしれないけれど、どれだけ真面目にそこから情報を受信したり、どんな情報をそこへ発信したりって、実はまだみんな試行錯誤なんです。自分なりの使い方をここで一度しっかりと考えて見ませんか。
先ずは一歩、コミュニケーション。
ゼミに入って、テレビ局や出版社を見学しよう。
命短し、恋せよ少女、恋せよ男。だから、コミュニケーション。



2012/07/10

『ガクブック for Girls』

女子のための高校生キャリアガイド『ガクブック for Girls』ができました(B5判、18ページ)。

結婚、出産・育児、仕事の両立といった将来の問題について知りたい人に読んでほしいと思っています。for Girlsとなっていますが、男子にも読んでほしい。

登場する9名のうち、コミュニケーション学部出身者は5名(就職先は、市役所や電話会社、百貨店、航空会社、銀行)。

送付の申し込みはこちら

2012/07/09

教員のホームページ:渡辺潤

渡辺潤のホームページ
第2回は、アウトドア派の渡辺潤1949年山梨県生まれをご紹介しましょう。

彼のホームページは1996年スタート。「毎週一回欠かさず更新し続けています」とのことです。

では、そのホームページから、ユニークな一端を紹介します。

「子どもの頃は富士山のふもと、ティーンエージャーの時期は東京、そして青年時代を京都で過ごす。田舎育ちのスポーツ少年が、ボブ・ディランに出会って音楽青年に変身。スポーツ刈りから長髪になる。親や教師に対する反抗。1965年にFENで偶然聞いた『ミスター・タンブリンマン』は、今から思えばまさに神の啓示だった。で、関西フォーク運動にひかれて京都にやってくる。しかし、音楽的な才能のなさを実感、研究者への道に進路変更」。 

2012/07/08

シンポジウム:幸福度を高めるモチベーションの話

他大学(東京未来大学)主催のシンポジウムですが、コミュニケーションに関心のある人には格好の企画ですので、ご紹介します。
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「絆」の行動科学~幸福度を高めるモチベーションの話~
●日時/2012年7月21日(土)15:00~17:30(受付14:30~)
会場/東京芸術センター・天空劇場(足立区)http://www.art-center.jp/tokyo/
参加/無料(事前申し込み不要、定員400名)


 世の中の半分の高校生は「自分には能力がない」と感じています。「ママ友を作るためには…」と頭を悩ませてしまう子育て世代が多くいます。「今後年齢を重ねて、安全に安心して暮らせる社会になるのだろうか…」と考えてしまう方が多くいます。そのような不安や悩み、世の中の問題に対して、「高校生のための自己肯定力の醸成」「子育て世代のコミュニケーションスキル」「高齢社会における幸福感」の3テーマから、会場参加型のシンポジウムを開催します。

〈パネリスト
今村亮 / カタリ場事業部事業部長 / NPOカタリバ
小谷博子 /准教授/ 東京未来大学こども心理学部
近藤やよい /足立区長
高橋一公 / 教授/ 東京未来大学モチベーション行動科学部
〈司会・進行
角山剛 /教授/ 東京未来大学モチベーション行動科学部長、モチベーション研究所所長

※託児所サービスがあります。
※全体の詳細はこちらをご覧ください。託児所サービス、関連の公開講座、記録冊子の申し込みについても書かれています。

〈主催東京未来大学 http://www.tokyomirai.ac.jp/
〈共催足立区 http://www.city.adachi.tokyo.jp/

教員のホームページ:北村智

教員の作っているホームページを紹介していきましょう。

第1回は北村智1980年、静岡県生まれの岐阜県育ち)。


彼の主な専門は、情報行動論とメディアコミュニケーション論。それ以外にも、研究室やゼミにおける集団学習にも強い関心を持っていて、メディアの関係するテーマであれば、ほぼカバーしているというメディア研究の強い味方です。

同僚の北山聡さんと名前が似ているので、よく間違えられるとか。

2012/07/07

教員の研究を紹介します

コミュニケーション学部教員の研究状況は『コミュニケーション科学』という学部紀要でわかります。大半がネットで読めます

最新号35号の目次をかかげましょう(執筆者には、元教員や院生も含まれています)。

●日本の決断(番外編)-決断できなかった日本- 林龍二
●父さんは犬-広告における擬人化- 関沢英彦
●人生評価に及ぼす誕生日の心理的効果 川浦康至
●企業不祥事の構造的要因に関する広報学上の課題-食品業界の不祥事を事例として- 駒橋恵子
●地域における情報コミュニケーション-「郡上村」の情報通信メディア利用から- 安藤明之・川又実
●「新しい新聞」の誕生と「マスコミ」論の影響-井口一郎に始まる戦後の"アメリカ種"研究の移入- 田村紀雄
●「英語コミュニケーション」の授業における筆記・書写活動の取り組み-東京経済大学での実践報告- 三宅ひろ子・大和久吏恵
●歩きて街に文字を刻む-ポール・オースター『ガラスの街』の間テクスト分析- 成瀬厚
●大学新卒者採用における「求める人材像」の業種別傾向に関する研究~企業ウェブサイトの発信メッセージ分析を通して~ 岩崎暁・西久保日出夫
●〈言語を語る言語〉の不自由 川原潮子
●World Tea Party YOKOHAMA-Vancouverから 大榎淳

2012/07/06

第1回オープンキャンパス(7/15)






 コミュニケーション学部(東経大)の今年度、第1回オープンキャンパスが7月15日(日)にあります(全回共通のスケジュールはこちら

□大学概要(5号館地下1階E002)
10:00-10:30
■学部説明(5号館2階E201)
11:00-11:50
■体験授業(5号館2階E201)
12:10-13:00
柴内康文「人間関係とメディア」


 人間関係が大事だ、と言われますが、どう大事なのでしょう。また最近は人間関係を支えるメディアも多く利用されますが、どんな影響があるのでしょう。学問的に考えます。
■個別相談(6号館7階大会議室)
10:30-15:00
学部長、教務主任、体験授業講師、職員、学生

※大学院説明会も同時開催

北山聡の体験授業(7/14)

夢ナビライブで、コミュニケーション学部の北山聡が講義ライブをします。
2012年7月14日(土)13時10分から30分(3時限め)

■ 社会・国際学系   3時限目[13:10~13:40]   
スマートフォン iPhoneが変えたコミュニケーションとビジネス
iPhoneに代表されるスマートフォンが急速に普及して、コミュニケーションツールとして私たちの行動を変え、社会やビジネスを変えつつあります。小さなコンピュータであるスマートフォンを例に、情報産業やコミュニケーションについて考えてみましょう。

◎2010年の学内体験授業はこちら

2012/07/05

大榎ゼミの発表会(7/20)

コミュニケーション学部ゼミ展「夏まつり」

◎2012年7月20日(金)18 時から 20 時
東京経済大学 葵陵会館

 大榎淳ゼミの前期の活動成果として,映像作品の上映を中心としたイベントを開催します。屋外での上映です。なお近隣への騒音に配慮し,微弱電波によるラジオ放送を利用します。雨天の場合は,葵陵会館テラス内側の空間,または 6 号館地階メディア工房ディベート室で行います。

◎プログラム
(1) インスタレーション(設置)作品,音響作品(出力はラジオシステムを利用)
 18 時から
(2)ビデオプログラム上映(5 タイトル,全体で約 40 分)
 19 時から

みなさんの参加をお待ちしています。

《参考
大榎淳プレゼンツ企画(2010)
●桜井哲夫・大榎淳・北山聡(2005)『入門講座 デジタルネットワーク社会―インターネット・ケータイ文化を展望する

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