『われらの子ども:米国における機会格差の拡大』
ロバート・D・パットナム(柴内康文訳)創元社
没落する中産階級を子どもの成長を通して描く、トランプ以後のアメリカ社会論。子どもたちにはもう、平等な成功のチャンスはない!
トランプ勝利の背景を抉り出し、日本の近未来をも占う、汎用性の高い戦慄の格差社会論(出版元の紹介文から)。
参考記事(「朝日新聞」2016年9月6日付け)
「(インタビュー)格差が深める米の分断 米国社会の変質を分析する社会学者、ロバート・パットナムさん」
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本書のゲラを柴内先生にチラッと見せてもらいました。読みやすい翻訳です。原著はナラティブ(語り)が多いため、その分スラングも多く使われています。それだけでも訳出には苦労されたのではないでしょうか。
下側に置いた写真は原著のカバーです。モノクロの殺伐としたブランコはインパクトがあります。さて訳書の表紙は何でしょう?
(川浦康至)
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