東経大には海外ゼミ研修という制度があります。
私も、これを利用して、何度か韓国を訪問しました。その行程には、いつも大田市にある培材大学の訪問を入れるようにしています。培材大学は、東経大の協定校(学生交換留学を行っている大学)です。
今年は、9月5日から9日までの日程で訪韓しました(大田とソウル)。このあと、韓国はお盆(秋夕、チュソク)に入ります。
培材大学では、授業に参加したり、学生にインタビューしたり。ゼミの研究発表をした年もあります。ある年は誕生日について発表しました。
その中で、ある学生が、(自分の)一人誕生日のようすを再現ビデオで報告しました。暗くなった部屋でゆらゆらゆれるローソクが何とも言えず、ほっこり(本人は涙していたのかもしれません)。
上映が終わると、突然、会場からハッピーバースデイの大合唱。予想外の展開に、本人はもちろん私もビックリ。ステージから降りた彼には学生たちから祝福の声がかかりました。
ソウル市内で、これまで行ったことのある場所を二、三ご紹介します。
・金大中図書館。ノーベル平和賞を受賞した彼の評価は分かれるようですが、人生をかけての民主化は壮絶以外の何ものでもありません。当然ながら、日本語で書かれた生の資料も多く展示されています。
・清渓川(ちょんげちょん)。生活排水を流す川にすぎなかった清渓川。高架道路がその暗渠となった上を走っていました。それが老朽化したため、道路を作り直すか、川を復元させるかが議論に。2002年の市長選挙で、清渓川の復元を公約したイ・ミョンバク市長が当選して、清渓川復元事業が始まりました。2005年10月、清渓川の復元が完了。川べりはいま散歩コース、デートスポットとして人気を集めています。
それ以外では、国立民俗博物館、梨花女子大学、民俗村(水原)がお勧め。青瓦台(チョンワデ)の見学は何度か試みましたが、日程が合わず、実現していません。
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海外ゼミ研修には大学から補助が出ます。そのため、今回の学生負担は1万少しでした(飛行機代と宿泊代)。コミュニケーション学部では、先日、大榎ゼミがアートをテーマに台湾へ。来年2月には、語学研修を組み込んだプログラムで4つのゼミが合同でマレーシアに行きます。
川浦康至
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