2017年5月1日月曜日

新任教員紹介 vol.1 大岩直人さん

春は残酷な季節??



新任の大岩です。広告論、コミュニケーション戦略論、コンセプトと表現、メディアクリエイティブ ワークショップ等を担当します。前職は電通という広告会社でクリエイティブ・ディレクターをしていました。今までの経験を生かしてクリエイティブな発想法を授業に取り入れていきたいと思っています。担当するゼミのタイトルを「ひとと違うことを考えられるようになる、ためのゼミ」「ひとと違う考えをカタチにできるようになる、ためのゼミ」としました。ちょいと気の利いた風のことを言ってみたくなるのは、よくも悪くも広告業界育ちのクセみたいなものです。別名「あまのじゃく」推奨ゼミとでも覚えておいてください。

さて。ひとと違った意外性のある文脈を考え出すためにはいくつかのテクニックやスキルが必要になってきます。それを訓練すれば誰でもアイデアを捻り出せるようになれます。と言いながら、今までの人生で何度私は眠れぬ夜を過ごしてきたことか。翌日の締め切りまでに自分が納得できるアイデアにたどり着けず、何度自分の才能の無さを嘆いてきたことか。アイデアを考えるということ、そしてそれを表現するということはとても孤独な作業です。でも、やっぱり、その孤独を補って余りあるココロトキメク時間です。その魅力を若いみなさんに伝えていければと思っています。

さて、話は変わりますが(こういう唐突な話題転換はリポートの書き方としては正しくないのかもしれませんね。でもまあ、これはブログですから)、東京経済大学のキャンパスはとても素敵な場所にあります。緑豊かでこんこんと清水が湧いています。桜の季節、野川沿いの風景は情趣溢れておりました。目黒川沿いよりも神田川沿いよりも断然好みです。昔々、私がみなさんと同じ大学生だった頃にやはり国分寺にキャンパスのある大学に通っていたこともあって、このあたりの風景に対してちょいと贔屓目になっているだけなのかもしれませんけれど。でも、この季節、私たちが住んでいる世界の情景は掛け値なく美しい。春は何かを始めるのにはやはり最高のタイミングなのだと思います。その分、春は残酷な季節でもあるのですが(これはTS・エリオットの受け売りです)、若いみなさんはまだまだそんなことまで考える必要はありません。
 




大学生のみなさん、そしてこれから大学を目指すみなさんには、さまざまなリベラルアーツに首を突っ込んでもらいたいと思っています。リベラルアーツって日本語に訳すとただ単に一般教養となってしまいますが、本来は自己を解放する(リベラルにする)アーツ(技術)という意味だそうです。自己を解放しつつ学び方を学んで(learn how to learn)、そして時には今までの知識を敢えて忘れて(unlearn)、この世界のさまざまなモノ・コトを自分なりの知恵と美意識で再構成・再定義できるひとになってください。これは自戒も込めて言っています。

そんなことをテーマにして書いた本(というか講義ノオトみたいなものです)を3月に出しました。タイトルを「スーパードットなひとになる。〜コミュニケーションとテクノロジーの“今”」としました。これからの時代を担うみなさんはどんなことに対しても好奇心旺盛なマルチプレーヤーであってほしいと思って書きました。世界中どこに行っても異文化なひとたちに対して臆せず自己表現ができて、周りの共感を創り出せるひとになってほしいと思って書きました。すぐに読めます。中身はそれなりに濃い目に書いたつもりですが、ページ数は30ページ程度とかなり薄っぺらいのでw Kindle版とPOD(プリントオンデマンド)版があります。よろしかったらどうぞ。


   


人間ってなんでしょう?この不完全で曖昧で、だからこそ素敵な存在。その互いの関係性のメカニズムをさまざまな視座から探求していくことがコミュニケーション学だと私は考えますが、みなさんはどう思われますか?

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