新任の大岩です。広告論、コミュニケーション戦略論、コンセプトと表現、メディアクリエイティブ
ワークショップ等を担当します。前職は電通という広告会社でクリエイティブ・ディレクターをしていました。今までの経験を生かしてクリエイティブな発想法を授業に取り入れていきたいと思っています。担当するゼミのタイトルを「ひとと違うことを考えられるようになる、ためのゼミ」「ひとと違う考えをカタチにできるようになる、ためのゼミ」としました。ちょいと気の利いた風のことを言ってみたくなるのは、よくも悪くも広告業界育ちのクセみたいなものです。別名「あまのじゃく」推奨ゼミとでも覚えておいてください。
さて。ひとと違った意外性のある文脈を考え出すためにはいくつかのテクニックやスキルが必要になってきます。それを訓練すれば誰でもアイデアを捻り出せるようになれます。と言いながら、今までの人生で何度私は眠れぬ夜を過ごしてきたことか。翌日の締め切りまでに自分が納得できるアイデアにたどり着けず、何度自分の才能の無さを嘆いてきたことか。アイデアを考えるということ、そしてそれを表現するということはとても孤独な作業です。でも、やっぱり、その孤独を補って余りあるココロトキメク時間です。その魅力を若いみなさんに伝えていければと思っています。
大学生のみなさん、そしてこれから大学を目指すみなさんには、さまざまなリベラルアーツに首を突っ込んでもらいたいと思っています。リベラルアーツって日本語に訳すとただ単に一般教養となってしまいますが、本来は自己を解放する(リベラルにする)アーツ(技術)という意味だそうです。自己を解放しつつ学び方を学んで(learn how to learn)、そして時には今までの知識を敢えて忘れて(unlearn)、この世界のさまざまなモノ・コトを自分なりの知恵と美意識で再構成・再定義できるひとになってください。これは自戒も込めて言っています。
人間ってなんでしょう?この不完全で曖昧で、だからこそ素敵な存在。その互いの関係性のメカニズムをさまざまな視座から探求していくことがコミュニケーション学だと私は考えますが、みなさんはどう思われますか?
0 件のコメント:
コメントを投稿