スポーツコーチングゼミの遠藤愛です.
まさに今,平昌オリンピックが盛り上がっていますが,私のゼミでは代表選手の強化の最前線である国立スポーツ科学センター(JISS)の施設見学に行って来ました.
JISSは,日本のトップレベルにある選手を科学的に支援する施設です.
今回は先任研究員の鈴木康弘さん,研究員の大沼勇人さんのご好意で,施設内を案内していただきました.
まずはアジア大会代表合宿中のシンクロデュエット日本代表の練習を見学しました.
ただ息を止めているだけでも苦しくなるのに,運動しながら演技をしている選手を実際に見て,シンクロというスポーツの過酷さを実感しました.
そこは,見ているこちらが緊張してしまう現場でした.
次は風洞実験棟の見学です.
例えば,スキーのジャンプの選手たちが飛距離を出すためにどの姿勢で飛ぶのが一番良いのかなど,風速を調整しながら様々な研究,開発に活用されている施設です.
風洞実験棟 1
風洞実験棟 2
体力測定室では,垂直跳びや反応時間を見る装置を使って実際に測定しました.
ゼミ生の最高記録は47cmでしたが,日本代表選手の中では70cmを超える選手もいるそうです.
垂直跳び
また,スキーのクロスカントリーやスピードスケートのフォームで持久力を計測できるトレッドミルもありました.
スピードスケート風に。。
形態測定の部屋では,空気圧を使って体脂肪率を測定するカプセル(?)や,赤外線を照射して身体を正確に計測する装置などを実際に体験しました.
空気圧で体脂肪率を測ります
身体の各部位にマーカーをポイントして赤外線を照射して計測します.
ウサイン・ボルトも測定した陸上競技トラックの実験場
酸素濃度を調整できるトレーニング室
近年,日本のオリンピックでのメダル獲得数は増加していますが,JISSに代表される科学的サポートと無縁ではないと思います.
日本の最先端のスポーツ科学とその科学が実際に日本代表の強化にどのように活用されているのかを体験できる貴重な1日となりました.
ご協力いただいた皆さま,ありがとうございました.
見学を終えて記念写真
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