今日は本来であれば、オリエンテーション期間が終わって1期の授業が始まる日でした。しかし、既にご存知のように、政府が非常事態宣言を出し、都知事が大学にも休業を要請する事態となっております。大学としても開講を4月22日からに先送りする決定を既にしていましたが、さらに、開講からしばらくの間は、授業を通常の対面形式ではなく、オンライン形式で行うことが決定されました。
新型コロナ・ウィルスには、ウィルスに感染しても症状が出ず、本人も周囲も気づかない状態で、他人に感染させてしまうことがある、という極めて厄介な特徴があります。特に皆さんのように若い人は、感染しても顕著な症状が出ない場合が多いとされています。潜在的に「感染する」「感染させる」リスクを減らすためにも、大変残念ですが、集まって、接触、交流することは極力避けなければならない状況に至っているのです。
緊急事態宣言を受けて、大学は、当面の間、学生のキャンパスへの立ち入りを禁止するとともに、教職員と学生との接触を禁止しました。現時点では、場を共有して話すといったことは、大学のキャンパス内外を問わず禁止されています。これを補う形で、大学は、あるいは電話での問い合わせに応じ、またあるいは、ネット環境を活用して、皆さんへ情報の提供をおこない、また、皆さんの声を聞くことができるよう努めていきます。
なかなか慣れるのが難しい面もあるかとは思いますが、大学の学修情報のやり取りに用いられる TKU-portal や manaba のシステムの操作方法を自習し、できるだけ頻繁に(目安は毎日1回以上)情報をチェックしてください。このブログも、同じようにチェックしてもらえると助かります。
また、皆さんの中にも、既に Skype や Zoom といったオンラインで顔の見えるコミュニケーションがとれるアプリケーションを使ったことがある方も少なくないと思います。今後、授業や日常的な学習指導の中で、こうしたオンラインでのやりとりをするアプリケーションを使う局面も増えていくことが見込まれます。もし、まだ使ったことがないようでしたら、どんな機能があるのか調べるだけでも良いので、情報を検索しておいてください。もちろん、まだ使っていない皆さんが、これらのツールを使えるようになれば、大変ありがたいと思います。
また、何かわからないことがあれば、躊躇しないで大学の担当部局に電話で問い合わせてください。特に、科目の選択、履修相談など、学修に関する事柄は学務課へ、学生生活上の問題、特に、一人暮らしなどの場合であれば、大学に関係がないようにも見える私的と思われる問題も含め、学生課へ、それぞれ電話で相談してください。各部局の電話番号は大学のサイトで公開されています。
https://www.tku.ac.jp/contact/
最後に、改めて、コミュニケーション学部の皆さんに、学部長としてお願いしておきます。緊急事態宣言の趣旨を踏まえ、不要不急の外出は控えてください。大学が上で述べたような、学生のキャンパスへの入構禁止や、教職員との接触禁止を決定したのは、文字通り苦渋の決断です。それを補うために、いま大学は様々な努力を重ねています。
可能な範囲で、授業関連の情報をネット上で収集し、上記のアプリケーションの操作法を自習しておくといった自主的な取り組みが、皆さんに期待されています。授業がオンラインで始まるまでの期間にも「学び」の姿勢を忘れないでください。
2020年4月8日
コミュニケーション学部長 山田晴通
0 件のコメント:
コメントを投稿